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ファイナルテストと修了式.

Anna Shefer

GUAM弁論大会

シエィフェルアンナさんが特別審査員賞

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  • あきらめないで

    モルドバ共和国は、2014年10月25日、ロシアのモスクワで開催されたCIS諸国の学生による第26回日本語コンテストに3年連続で参加した。コンテストはロシア図書館の大ホールで開かれ、10か国(アゼルバイジャン、アルメニア、ベラルーシ、カザフスタン、キ...

  • 「日本語」で訴えます! ロシアで学生らが弁論大会

     モスクワ=関根和弘】ロシアやほかの旧ソ連諸国の大学生らによる日本語弁論大会が26日、モスクワ中心部のレーニン図書館で開かれた。参加者のほとんどが日本語学習歴3、4年にもかかわらず、巧みな日本語で自らの体験談などを披露した    ...

  • 「私は日本語が好きです」

    上記の標題は2013年5月31日に開催された第1回CIS諸国日本語ビデオコンテストの高等教育部門で第二位に入賞した、ゼリンスカヤ・リュボブさんのビデオ作品のタイトルです。リュボブさんは当財団で日本語を1年勉強しています。このコンテストは独立国家共同体(CIS諸国)にて日本文化や日本語についてより良く知ってもらうために開催されました。

  • シィエフェル・アンナさんが第一回GUAM弁論大会で特別審査員賞を受賞

    2013年4月27日にウクライナはキエフ国立言語大学で行われた「第一回GUAM諸国合同日本語弁論大会」でモルドバ代表として参加したシィエフェル・アナさんが「日本と私~頑張れば何でもできる~」で特別審査員賞を受賞しました。GUAM諸国合同日本語弁論大会...

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あきらめないで

モルドバ共和国は、2014年10月25日、ロシアのモスクワで開催されたCIS諸国の学生による第26回日本語コンテストに3年連続で参加した。コンテストはロシア図書館の大ホールで開かれ、10か国(アゼルバイジャン、アルメニア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギスタン、モルドバ、ロシア、トルクメニスタン、ウクライナ、ウズベキスタン)から、20人の参加があった。

参加者にとっては、自らの日本語能力を自由なテーマでのスピーチを通して示す機会であった。学生たちは、5分間で、自らのメッセージを通して、聴衆の心を捉え、魅了しなければならなかった。さらに、審査員の質問に答え、スピーチの詳細な内容を明らかにすると同時に、日本語の流暢さの程度を示した。

学生は、自らの公の場で話す能力を発揮し、自らの経験に根ざす独自のメッセージを伝えた。このコンテストは、日本語と日本文化が好きな学生にとっては大きな機会となっている。ことに、優勝者には日本航空とM.O.ツーリスト社から提供される日本へのチケットが賞として与えられるのである。

今年は、ミハイエラ・スタティさんがモルドバ共和国代表として、モスクワの日本語スピーチコンテストに参加した。ミハイエラさんはモルドバ国立大学言語学部の3年生であり、4年間にわたって、モルドバ日本交流財団で日本語を学んできた。ミハイエラさんは子どものころから日本への憧れを持ち、日が昇る地・日本へ行くことを夢としてきた。「ネバー・ギブ・アップあきらめないで」のテーマは審査員に、涙を誘うほどの感動を与えた。それは、ミハイエラさんの闘病体験とお母さんの絶えることのない支えについてのスピーチであった。困難でくじけそうになるときが多くても、ミハイエラさんは決してあきらめなかった。ミハイエラさんは、つぎのように語っている。わたしは、このスピーチに、魂を注ぎ込みました。

わたしは、まったく健康な人間にみえると思いますが、私の内面世界はぐらつく健康状態の影響を受けてきました。わたしは毎日、自分の世界をよりよい状態にしようとたたかっています。それは、永続的な価値を持つ調和のある社会を創造していくことにもなります。

わたしのメッセージは、深淵がいかに深かろうとも、あるいは迫りくる嵐がいかに激しかろうとも、もっとも大切なことは、あきらめてはならない、というものです。もし、あきらめたら、苦痛は永続的なものになるでしょう。わたしたちが調和のある社会参加と職業人としての成長への道をすすんでゆくためには、意思と信念がなければなりません。わたしの家族のおかげで、今のわたしがいます。私の家族は、絶えず私を支えてきてくれました。わたしは教師となって、将来の世代のために道を照らしてゆきたいと思います。

わたしは日本語以外の言語では、わたしが伝えたいと思っているメッセージを明確に表現できないように思います。わたしは、日本語の響きを魂の中につねに感じています。先生方のおかげで、コンテストの準備をする間、精神的な成長を感じることができました。

わたしは、人生のひととき、ひとときを楽しみ、細部に注意を払い、世界を他の視点から見ることを学びました。わたしは、今度の大きな機会に非常に感謝しています。わたしは記憶に残る経験をし、日本について、多くの深い発見をしました。できることなら、わたしは、今度の素晴らしかった瞬間、瞬間を、わたしの記憶の中に永遠にとどめたいと思います。聴衆の目に浮かぶ涙にわたしは気づきましたが、それはわたしのスピーチに対する報酬と言ってよかったと思います。わたしは先生方、とりわけ、私の日本語と思考方法に磨きをかけてくださった亦野先生ご夫妻に感謝いたします。わたしは、モルドバ日本交流財団で日本語を学ぶことに喜びを感じています。わたしは、「限界というものは、想像の産物にすぎない」という財団の哲学をつねに心の中に抱き、勉学にいそしんできました。

こうしたコンテストへの参加を通じて、学生たちは動機づけを与えられます。つまり、学習し、向上しようという意欲、自らの能力を示し、日本語を通じて自らの個性を表現しようという意欲をかきたてられるのです。

日本語と日本文化に興味関心をもつモルドバの人々がふえてきています。

コンテストの終わりで、スガハラ&アソウシエイツ株式会社モスクワ・支社長のスガハラ・ノブオ氏が講演し、日本の会社におけるジョブ・オファー(雇用機会)について語っていました。

その講演の後、審査員から結果が発表され、参加者にさまざまな貴重な記念品が授与されました。

わたしたちは、モルドバと日本の間で、友好と協力の関係を強化してゆくことに誇りを感じています。

わたしたちは、学生のみなさんに感謝します。みなさんは、さまざまな国内コンテスト、国際コンテストへの参加を通じて、自らの日本語学習への情熱を広く示してきているのです。

 

ヴァレリ・ビンザル

モルドバ日本交流財団理事長